結局のところ、リーマンにしろ東京カレンダーにしろ、ママ友主婦にしろ、
彼らの共通点としては「他者基準で人生を生きている」ことに他ならない。

当スレの登場人物で考えてみると、この他者基準がもっとも「東京的」な
形で表れたのが、神楽さんであり、貧乏から這い上がる男くささとして
表れたのが部下さんであることは、火を見るよりも明らかであろう。

一方自分が自分であることを世界の中心に据え、揺るがぬスタムスを
貫いているのが、反駅早田。つまりそれだけ自分の位置づけや資格に
自信を持っているからに他ならない。

実際ぼくの周囲でも、軽いタッチでバカラック調の口笛を吹きながら
生きている男は、ぼくらと同じギルドの構成員がほとんどである。