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 453の方が話題にされた旧版の私鉄ガイド。第3巻は名鉄・京成・都営地下鉄・京浜で、
製造時の車体で多くの車両が活躍していた名鉄に、少し関心をもちはしました。(旧名岐
旧愛電の古豪や美濃電の510、瀬戸線のク2220などに憧れを抱きました。)しかし、あまり
詳しくは情報を持ち合わせませんので悪しからず。
 さて、新京成は京成の中古で車両をまかなう時代が長く続きましたが、37年度のモハ117
112からは京成時代に更新を済ませた車両の転籍が始まりました。しかし、それ以前に
転籍した、39・45・300・126・1100・20の各形式は、大正末期から戦後までの登場時の
ままの古色蒼然とした姿で転入してきたのです。
 京成での登場時期に視点を移せば、カルダン駆動車の新京成への転出は結果として
1両も無かったことになりますが、700形の1編成だけは、上記の各形式とは異なり
2100の後に電動車として新製されたため、2100に始まる戦後の京成標準車体をもち、
なおかつ「未更新」の状態で新京成に転籍したことになります。逆に、せっかくの
更新車体を倉庫に転じることになった悲運の持ち主は、元開運号のクハ1603でした。