運転手が注意散漫となり、事故につながる恐れが強いとして、車を運転中の喫煙を禁止する法案を議会に提出した。多数の議員が賛成しており、可決は確実という。コリエレ・デラ・セラ紙が伝えた。


摘発された場合、罰金250ユーロ(約3万2千円)が科されるほか、違反点数も付けられる。
子供が同乗していた場合、受動喫煙で子供の健康に危害を与えたとして、罰金は倍の500ユーロになる。


同国の研究機関によると、たばこの火を付けるためにかかる時間は平均4・9秒で、
携帯電話をかけるための2・1秒の倍以上。

イタリアでは交通事故の15・6%、4万件以上が「注意散漫」に起因するという。


同国人口に占める喫煙者は25・4%で、2009年は前年に比べ喫煙人口が増加、経済危機によるストレス増加が原因と指摘されている。