ついに二度目の結婚!
しかも、デキちゃった婚である!
つくづく人生は偶然に支配されているな、と思う。

アルにとっては、逆転サヨナラ・ホームランといったところか。
朝九時に駅前で待ち合わせたが、私が寝坊したため、先に病院に行って受付を済ませるようにメールした。
実弟からのレスが来なかったということは、自分で考えろ!…という返事である。

堕胎するならタイム・リミットだったので、保留にしていた返事を今日は医師に伝えなくてはならなかった。
アルから「もう呼ばれてしまうよ〜!」とメールが来て数分が過ぎ、そして病院に到着したのだが
待合室にアルの姿はなく、しばらくして診察室からアルが出てきて、
「予定通り…堕ろすことにしたよん。」

瞬間、衝動が走り、神の声を聴いたのか?
「ダメだ。産むぞ!」
俺は福音に従った。

一瞬の判断が人生を左右してしまったが、アルは放心していた。


レストランで昼食のカルボナーラを食べながら、
「男でも女でも容姿はバッチリ! どっちに似ても大丈夫よねぇー!」と浮かれていた。


12月17日の予定だが、早まって8日になればいいなぁ!