百科事典だからってだけであがめ奉るが、本来専門辞典の集合体なんだから、
専門的なものとの間に大きな落差が生じたら、もう基準にする意味が無いんだよ。
典型的な偽の権威だね。百科事典に載っているから、権威だなんて考えるのは
百科事典という入れ物に欺されてるんだよ。中身ではなく、入れ物に価値があると
思うなら、空き箱でも飾っとけって話になるわけでね。

歴史的意義でも、現物でもなくてめーの評を垂れ流すのは解説になってない……
そして嘆かわしいことに、紙の映画辞典ですらそのレベル。
一応見直してみたんだが、小さい記事だと基本はあらすじとすらいえない導入部分、
解説とすら言えない評がちょこっと、監督以下スタッフ・キャストが固定枠与えられて
書けるだけ書く。これに有名な作品になるほど評が(解説書いてるつもりで、個人の
感想垂れ流し)伸びる。粗筋は……そのなんだ、壊滅してるとだけ言わせてくれ。

もうね、こういう状況だから、どいつもこいつもだめだし、専門サイトを基準にした方がいい。
ってなわけで、今度はアマゾンがやってるIMDB見てみた。

千と千尋の神隠し http://www.imdb.com/title/tt0245429/?ref_=nv_mv_dflt_2
あらすじ(但しユーザーデータ)、キャスト&スタッフ、興行データ、企業、時間
まぁ、基礎的なデータは日本とあまりかわってない。あらすじの質が落ちるかわりに、
産業としての面が増えてる。
これを骨にして、解説が拾えるなら拾っていくんだよ。評論をいちいちのせるのは、
ただの分量稼ぎでしかない。それを文章としてまとめるのが腕の見せ所だ。