ふたばちゃんねるなりきり板の憂鬱

守護神福岡様をいつまで信じていたかなんてことは
たわいもない世間話にもならないくらいのどうでもいい話だが
それでも、俺がいつまで守護神福岡様なんていう
自作自演の正義の味方を信じていたかというと
俺は確信をもって言えるが最初から信じてなどいなかった

幼稚園児の三国志イベントのころには守護神様はニセ守護神だと理解してたし
悪魔と福岡様がキスをしているところを目撃したわけではないのに
「一日中一人で荒らして仕事をしないじじぃの情報」が守護神福岡様の自作自演かもと疑っていた賢しい俺なのだが
はてさて宇宙人博士や未来予言糞先生や幽霊自縛霊芝様や妖怪東方軍団や超能力者のインチキエスパー福岡や悪のパチェ組織
と戦うアニメ的、特撮的、漫画的ヒーローたちはこの世に存在しないと気づいたのは相当後になってからだった

いや、本当は築いていたのだ、ただ、築きたくなかっただけなのだ
俺は心の底から宇宙人や未来人や幽霊や妖怪や超能力者や
悪の組織を倒してくれるヒーローがふらりと出てきてくれることを望んでいたのだ
しかし、現実てのは意外と厳しい世界の物理法則がよくできていることに感心しつつ
いつしか、俺はふたばのなりきり板や二次裏をそう熱心に見なくなっていた…

悪の組織を倒してくれるヒーローそんなのいるわけねぇでも、ちょっといてほしいみたいな
最大公約数的なことを考えるくらいにまで俺も成長したのさ…