閑話休題

>>643を読んでいてつらつら考えたこと。

「良い記事」というのは目的も対象も絞りきれておらず、
ただ既存の百科事典のおぼろげな印象に頼った、
ステロタイプな話のようにも聞こえる。

百科事典の解説って、たとえ最新版であっても
ちょっと時代遅れでピントはずれで食い足りない、真面目に読んでも大した情報の得られないしょうもない代物という印象が強い。

もし仮に、「百科事典」という曖昧で無意味な枠さえ取り払う事ができれば
ネット上のニーズに答え、なおかつ執筆者の持つ情報を最大限に生かした
記事作りが可能なんだろうけどねぇ。
(例えば一般向け科学雑誌の日経サイエンスみたいな一般向け記事。
Wiredより高尚、ニュートンよりコンパクトでスマート。パリティより一般向け)

よく知らない対象なら、あたかも百科事典的ないい加減な記事をでっち上げる事ができるけれど
本当に良く知っており、説明の難しさを理解している対象になればなるほど、
「百科事典」という下らない縛りが邪魔になる。