百科事典にふさわしい良い実例をあげろというのは、法律分野では
そう簡単なことではないよ。一歩間違えれば、げんなりする読み物
に転落だ。私は[[非訟事件]]に対してなされた要望を酷だと感じた。

ただ、査読というのは、査読する人の方がされる人より無知で当たり
前というシステムでもある。相手にする記事が優れたものであるほど、
評はピントが外れたものになるだろう。それはしかたがない。

評することで試されるのは評される側だけではない。評する側も己の
無知をさらけ出す。その不愉快に耐えつつ、査読を続けてほしいと思う。