>>386
見られました。
マクロが使えない関係からか遠くからの撮影で見えづらいのと、幅の広い前胸背と頭部との境がほとんどなくジョウカイとは異質な感じで判断しづらいですね。
コメツキとヒメジョウカイで意見が割れていますが、似たコメツキではメスグロベニコメツキ♂がいますね。しかし、
この手のコメツキは脛節が微妙に外側に曲がり(ジョウカイでは微妙に内側に湾曲)、前胸背後角は♂では側方に、♀では下方に尖ります。また、
コメツキムシ科ではフ節には鍵状の爪しかなく、ジョウカイボン科では鍵状の爪と吸盤状のフ節をもちハート型に幅広くなります(つまりジョウカイボンではつるつるしたガラスも上れる)。画像では確認できないようですが。
画像の個体はジョウカイボン科だと思います。上翅から腹部がはみ出ているので雌でしょうね。前胸背幅なども雌雄の差だと思います。
ヒメジョウカイには似たものにニセヒメジョウカイ、セスジジョウカイ種群、ヒサマツジョウカイなどがおり、正確には爪の形状や交尾器を見る必要があるようで同定は無理かもしれません。