そういう良い教授もいるだろうが、そうでない教授も多い。
とくに年寄り教授は変化の激しい情報系の最先端の研究についていけないから、
一般に通じるような分かりやすいネタをベースに脚光を浴びたい、と思ってしまうわけですよ。
そうなるとシステム実験だとか、ソフトウェアの実装だとか、新しい概念の創造・真理の追究より、
単純な作業が多く必要になる研究を好むわけです。そういう作業を教授自身がやるわけではないので、
学生にやらせるわけですよ。教授にとっては自分の研究に寄与してくれた、ということで、
とりあえず学位をだしてしまうわけです。
しかしネタを考えたのは教授であり、学生がやったのは作業であって、学位はとったものの、
研究能力は全然身についていないということになるのです。