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高等学校「情報」を出来るだけ真面目に語るスレ

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0001名無しさん@お腹いっぱい。2006/12/12(火) 19:49:10ID:FljPqPaYO
2002年から高等学校において「情報」が必修化された
これに伴い、各大学でも情報科の教員養成課程が整いつつある
しかしながら教員不足が指摘されたり、教員の実力不足も指摘されたりと問題点もあるようだ
また受験に関係ないということで履修不足問題も引き起こしている
教科情報についての現状を話し合うスレです
0065名無しさん@お腹いっぱい。2009/05/26(火) 11:00:53ID:9iE7UQ2M0
数学の建て直しでさえままならないのにな、とか思うと絶望的になる。
0066名無しさん@お腹いっぱい。2009/05/26(火) 18:40:39ID:YAOdEyko0
情報科学なんて糞。
西洋哲学の上に作られたオートマトンなんか糞だ糞。
なにが神はただひとつでかつ無限だww

日本の哲学の上に作られたオートマトンキボンヌ。
八百万の神の存在をみとめる数論やら計算理論やら数学やらがほしい
なにがイデアだ糞食らえ
0067名無しさん@お腹いっぱい。2009/05/26(火) 19:53:16ID:xAqSKVceO
>>64
「全く」や「永遠に」など極端な表現を使うので、後期中等教育における「情報科学」の導入に対する否定的な視点・見方は明らかに分かる。
では、現状のままの普通教科「情報」に対してはどう考えているのか。他人の案を批判するのは誰にも出来る。
1.現状のままの総花的で将来の方向性も混沌とした状態で、継続して必履修を支持する。
2.現状とほぼ変わらないままで選択科目とする。(この場合、ほとんど進学校は選択しないであろう。)
3.早晩、教科として廃止すべき。(現在でも扱っている内容については、個別にその行き先を示してもらいたい。)
4.独自の改善案がある。(具体的に。かつ、その教育的な「ねらい」も含めて。)

などが考えられるが、自分自身の考えというものを是非提示してもらいたい。
0068名無しさん@お腹いっぱい。2009/05/26(火) 19:57:31ID:xAqSKVceO
なお、自分としては、現状のままでは速やかに廃止したほうが生徒のためであると考える。センター試験への導入などもってのほか。以前のようにその分だけ数学にまわした方がよい。ただし、この場合、家庭科も選択教科とすべきであると考える。
0069名無しさん@お腹いっぱい。2009/05/26(火) 20:04:05ID:xAqSKVceO
また、情報科学の基礎の導入については、実際は初等教育段階から始めないとかなり厳しいものがあるとは思っている。
もちろん、社会的なニーズは別にして、現状のままでも一定以上の進学校では単に「教える」ことは可能であると考える。
教授可能性と社会的なニーズとしての導入の可否を混同するから論点がずれる。
0070名無しさん@お腹いっぱい。2009/05/26(火) 22:48:35ID:wPaG+1EC0
>>65
寺脇研のおかげで、証明とか論理的思考を鍛える単元が削減された。
数学から証明とかが減らされているのは、大学の情報系学科にも相当影響出ているはず。
0071名無しさん@お腹いっぱい。2009/05/26(火) 23:15:05ID:e5QphFhW0
>67
3.でしょ。全く学ばなくて良いよ。そのぶん、数学の勉強にいそしめ!

>69
何がどう厳しいのか分かんないよ。必要ないのに教える必要ないし、学ぶ必要もないよ。時間のムダ。
「教えられるから、教えるんだ」って、情報系関係者のエゴだし、情報系出身者の就職先を増やしたいだけだろ?

0072名無しさん@お腹いっぱい。2009/05/26(火) 23:59:29ID:xAqSKVceO
非常に明確な返答ありがとう。
「厳しい」とは、高校になって初めて二進数の定義を一からやり、情報エントロピーまで持って行くのは中位以下の普通科高校生にとっては時間的にもキツいということ。
普通科の生徒指導困難校生にとっては、たとえ時間が十分にあっても厳しいだろう。

ところで、「情報」という学問に対し呪詛のようなものを行間から感じるのだが、では、次期教育課程でも取りあえず必履修の継続が確定した「現実」はどのように認識している?
学問の体を成していないものをいやでも教えるしかないし、教わるしかないが?
明確にズバッと見解を述べてもらいたい。もちろん、未履修で数学をやるという反則の想定は無しで。
0073名無しさん@お腹いっぱい。2009/05/27(水) 00:08:29ID:YRKeMPofO
あっ、それから「情報系出身者の就職」は自分個人にとっては関係無いことなので、別にうがった見方をしなくても結構。
あと、自分は元々情報系専門という訳ではないので。ただ、エゴというならどの教科の教員も持っているようだが?校内カリキュラムの編成では、それが互いにぶつかり合っているようだ。
0074名無しさん@お腹いっぱい。2009/05/27(水) 22:26:57ID:UMEtjBzc0
>>72
エントロピーにこだわりがあるようだけれど、エントロピーを扱うのは情報科学・情報工学の一部の分野(情報理論など)だけ。
そんな、ごく一部の人しか研究しないようなものを多くの高校生が勉強する必要はないでしょう。
専門的な研究をするにしても、ある程度、優秀な生徒が大学にいって勉強を始めれば期間的にも人数的にも間に合うよ。

今の現実からすれば、情報の科目は家庭科とか武道?と同じようなスタンスで望めばよいんじゃない?生徒にしてみれば、
良い息抜きだよね。

>>73
数学や理科なら、それを必要とする学問や産業がたくさんあるから、エゴもまだ許される。
でも、情報を必要とする学問や産業は情報科学・情報工学自身だけ。
人数で考えたら、比較にならないくらい情報系の素養を必要とする分野は少ない。
現在のIT企業で活躍している人間の多くは、情報系出身ではない。
そんな弱小学問の情報がエゴを出して、多くの高校生の時間を奪うことが許せない。
0075名無しさん@お腹いっぱい。2009/05/28(木) 12:25:30ID:SPZH9i3G0
> 数学や理科なら、それを必要とする学問や産業

現代の理科や数学をどれだけコンピュータが支えているか、知らないからそんなことが言える。
情報科学抜きに、現代の理科や数学は存在しない。

> 現在のIT企業で活躍している人間の多くは、情報系出身ではない。
> そんな弱小学問の情報がエゴを出して、多くの高校生の時間を奪うことが許せない。

その現場では、理論を体系的に学んでないがゆえに泥沼化してる例が多数。

自力でできた、なんてのはごく稀な才能のある人だけですな。そういう例ばかり
メディアには出るが。

メール一通にしても、例えばいたずらメールが偽造メールでないかどうかを
見抜くために必要な最低限の知識とか、必要だと思いますがね。
0076名無しさん@お腹いっぱい。2009/05/28(木) 15:51:30ID:pgJSEiW6O
参考までに
先日見つけたサイト
http://www7a.biglobe.ne.jp/~yobology/education/index.htm
0077名無しさん@お腹いっぱい。2009/05/28(木) 18:29:10ID:DOtzywKc0
> 現代の理科や数学をどれだけコンピュータが支えているか、知らないからそんなことが言える。
> 情報科学抜きに、現代の理科や数学は存在しない。

上記はほぼ正しいが、数学者や科学者に必要なのは、コンピュータやその上で動く科学技術ソフトウェアを
使いこなすためのスキルであって、情報科学の素養ではない。
現代社会では電話は極めて重要だが、誰も通信工学を学べとは言わないのと同じ。

> その現場では、理論を体系的に学んでないがゆえに泥沼化してる例が多数。

ソフトウェアの開発でのトラブルは、ほとんどが工程管理上の問題ですよ。
技術的な知識が問題になることもあるけれども、エキスパートのスキルの問題でしょう。
そのために多くの生徒が学ばなければならない知識とは到底思えない。

それに情報系の知識はクラスライブラリというものに集約されていて、
多くのプログラマにとって使えればそれでよい、と考えてよいのですよ。「車輪の再発明はするな」は、ソフトウェア工学の格言ですよ。
0078名無しさん@お腹いっぱい。2009/05/28(木) 21:16:07ID:oHIUdCk40
>>77
>現代社会では電話は極めて重要だが、誰も通信工学を学べとは言わないのと同じ。

そこまでいっちゃったら、曽野綾子と同じじゃん。
「二次方程式などは社会へ出て何の役にも立たないので、このようなものは追放すべきだ」
情報という教科が必要かどうかはともかく、
いまどき情報について教えたほうがいいことはあるだろう。
ビットとバイトとか、文字も音楽もなぜデジタル化できるのかとか。

>情報系の知識はクラスライブラリというものに集約されていて
高校の情報科とは直接関係ないが、ライブラリは「部品」だ。
機械工学にたとえれば、どんな材質でどんな精度の部品をどう組み合わせるか、
部品の特性をよく知っている人が、目的やコストに応じて決めるべきなんだ。
0079名無しさん@お腹いっぱい。2009/05/29(金) 12:08:33ID:skpLzp5u0
> ソフトウェアの開発でのトラブルは、ほとんどが工程管理上の問題ですよ。
> 技術的な知識が問題になることもあるけれども、エキスパートのスキルの問題でしょう。
> そのために多くの生徒が学ばなければならない知識とは到底思えない。

残念ながらそういう、士官と兵隊モデルで開発できたのは前世紀の開発までです。
現代の開発では、パイロット=全員士官という米空軍モデルでないと、はっきり言って
ダメですね。全てが高度化しました。

> それに情報系の知識はクラスライブラリというものに集約されていて、
> 多くのプログラマにとって使えればそれでよい、と考えてよいのですよ。「車輪の再発明はするな」は、ソフトウェア工学の格言ですよ。

>>78 も指摘してるが、原理原則を知らずしてクラスライブラリは使いこなせない。
車輪の再発明をしないためにこそ、知識が必要なの。
知識がない奴ほど、再利用ができないし、再利用可能なものを作れない。
0080名無しさん@お腹いっぱい。2009/05/30(土) 10:50:07ID:FmOmH+ZfO
情報のように理学から工学まで幅の広い分野を、通信や機械のような明らかに工学分野しかない分野と同一視するのは、単なるこじつけ・牽強付会に過ぎない。
テクノロジーどころか、サイエンスとしての情報まで後期中等教育で一切扱うな、では単なる暴論としか見なせない。
0081名無しさん@お腹いっぱい。2009/05/30(土) 11:23:30ID:FmOmH+ZfO
確かに、自然科学諸学問の基礎・基幹科目としての数学教育の重要性に疑問の余地はない。
小学校の段階からゆとり以前のようにしっかりやるべき。
宿題(演習)もどんどん出し、定着度の確認(小テスト)も徹底してやる。さらに、指導力のある専科教員にどんどん任せてもよい。
手が足りなければ、小中・小高(定時制高校などの教員)連携で教えてもらってもよい。
現状の教育課程はのんびりしすぎ。また、中等教育の複線化や飛び級も考えていくべき。
0082名無しさん@お腹いっぱい。2009/05/30(土) 11:42:46ID:FmOmH+ZfO
しかし、現状の数学教育の延長上に情報科学がすべてある(大学へ進学してからで十分間に合う)とは思えない。
たとえばソートのアルゴリズムは数学では身に付かない。数学とは違った論理的思考が問われる、あるいは鍛えられる分野が情報科学にはたくさんある。
理学的な学問としては、まだまだ未分化・発展途上とも思えるのは確かだが、そこで思考停止しては何も進歩しない。
中等教育段階で、数学とパラレルで学ぶ教育的効果(相乗効果)は大きいと考える。
まだ弱小科目だが、論理的思考力を伸長させるという意味では物理・化学・生物・地学、あるいは地歴・公民よりはるかに(必履修とすべき)基幹科目といえる。
0083名無しさん@お腹いっぱい。2009/05/30(土) 12:19:10ID:FmOmH+ZfO
だからと言って、理科や地歴・公民の諸科目を軽視して良いとは思わない。
これらはすべて中等教育で履修すべき重要な教養科目であるととらえている。古文・漢文等の古典も同じ。ただ重要さの側面が違うだけ。
では、情報科学はというと、上記のサイトにもあるように、情報を「定量化」して扱える「サイエンス」であるということを理解させられるだけでも、教養としての側面では多大な教育的効果があると思う。
もちろん、曽野綾子レベルでの「見解の相違」はあるだろうが。
高等教育への基礎、あるいは情報工学分野に向けた職業準備教育としての側面の重要性は、ここまでのレスで他の方々がさまざまに言及していることである。
0084名無しさん@お腹いっぱい。2009/07/06(月) 20:27:28ID:2kU6yXGuO
6月10日に栃木県の総合教育センターで県立学校情報教育担当者連絡協議会というクソみたいな会議があった。
午前の退屈極まりない講話の後、昼飯後に各部屋に別れて埒もないことを話し合ったがそれはどうでもよい。
最後の質疑応答で県北の某準底辺校の先生が吼えまくっていたww
0085名無しさん@お腹いっぱい。2009/07/06(月) 20:40:14ID:2kU6yXGuO
何でも、昨年3月の県立学校間情報ネットワークの導入で、せっかく各教室に設置した校内LANのノートパソコンをみんな校務用に職員室に引き揚げられて「県内有数の情報教育先進校を潰した!」と恨み骨髄という感じだ。
「液晶プロジェクターが各教室のボックス内で使われずに泣いていますよ!」と怒り心頭だった。
きっと無生物にも「いのち」を感じる、アニミズム的な心情を持った、もののあはれを知る、古来の日本人のような「いい人」なんだろうね。
0086名無しさん@お腹いっぱい。2009/07/06(月) 20:50:15ID:2kU6yXGuO
その道では知られた優秀な教員だそうで、センターの職員もぐうの音も言えなかったが、あそこまでセンターの職員や県教委の指導主事をボロクソに糾弾すると後が恐いのに・・
余談が長くなってしまったが、それに触発されたようで、その後活発な質問が出た。
あるいかにも校内の情報業務を全部押っつけられているような先生からは、栃木県では情報枠で教員を採用しないのかという質問があった。
実はこれを書きたかったww
0087名無しさん@お腹いっぱい。2009/07/08(水) 00:15:55ID:tgU7Frjy0
情報枠で採用しても情報業務ができるとは限らないけどね
0088名無しさん@お腹いっぱい。2009/07/08(水) 09:31:13ID:ei8Cznmj0
情報業務をやらせたいなら、そういう職員採用しろよ。
こんなんだから、情報の免許取りたいひとが少なくて、教える内容もクソなんだ。
0089名無しさん@お腹いっぱい。2009/07/11(土) 19:22:26ID:dJBO1Q8YO
情報業務は押し付けられたら誰でもそれなりに必要に迫られて出来るようになる。ただし、人によっては、余暇や心身の健康など多くのものを犠牲にすることになるが。

問題は、誰に白羽の矢が立って犠牲者となるかだ。押し付けられた教員はずっと校長を呪っているだろうね。
0090理系人間2009/08/03(月) 08:26:56ID:kR1eNMjw0
高等学校情報の科目は、現在の情報Bだけでよいと思う。これこそ情報!って感じがする。
0091名無しさん@お腹いっぱい。2009/08/16(日) 06:27:51ID:wl8M51Z+O
無理だよ。教えられる人がいない。
採用試験もないから仕方がないけれど。
0092名無しさん@お腹いっぱい。2009/12/11(金) 01:01:17ID:d+ClpzKzO
当方、新教科「情報」現職教員等免許取得講習会二期生。
出身は、学部は応用数学科。情報科学は特に専門的には学んでいない。修士は学術だが一応数学の専修免許あり。
自分の情報科教師としての専門性に日々疑問があり、自己研修の一環として、今秋ようやく基本情報技術者に合格。今回は無勉に近く、午前6割・午後8割5分。ただし、午後の選択は表計算に逃げた。
学校の情報科授業を丸抱えさせられているが何とかやりくりしており、来春から情報AからBに変更予定。現状でも今年からB的な内容を前倒して実施。
現場の情報教員の一例として参考まで。
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