>>85 報酬の期待値を統一化させる、その期待値の比較で行動選択する、
結果を評価して新たなデータとして取り込む、結果、新たな期待値計算の
データとしてフィードバックされる事になる、という点では同じだと思い
ます。
 情報学→生物学に摺り寄せて考えるagentの概念と、生物学→情報学で考
える(僕のいう)ghostという概念は、入り口が逆の方向にあるだけで、同
じものにたどり着くはずだと思っています。そして 生物学→情報学 から
考えてみると、違う角度だから見えることがあると。
実際の生物のghostは、期待値計算をする際に複雑な計算をしているのでは
なく、行動結果ごとの感想(良かった、悪かった、悔しかった、すっきり
した、怖かったなど)をクオリアとして感情をも記憶貯蔵していて、それ
が行動後のフィードバックデータとして使用されているのではと思ってい
ます。
それをPCで表すにはクオリアの置換データ化が必要な事になり、逆にそれが
出来れば”感情、感想を記憶”出来る事になるし、感情の入った生物っぽい
行動選択を表現できる事に繋がる。しかしそれは情報学にとっての最大の壁
であると思っています。

”ghost(心)は、虫でもヒトでも同じもので、個性すらない単純なもの。
個性や能力の差はデータの貯蔵量や貯蔵内容のソフトウェア的なもの及び
その容器自体の貯蔵能力だけで差をつけている”
という主張を、生物学→情報学にむかって説明してきたので、遂には情報学
→生物学(つまりAI)の研究で既出の理論と重なる。という事なのだと思い
ます。