なぞなぞが解ける人工知能
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0379名無しさん@お腹いっぱい。
2008/02/26(火) 21:46:39ID:RtfI/Z5j0つまり何にも感覚移入できず、何にも感情移入できない人々である。
彼らは言葉にできない辛さと、記憶の不明瞭さにいつも悩んでいる。
離人症として知られるその症状にかかると、視界にもやがかかった
ようになり、何かを鮮明に見ることができなくなる。視力には問題が
無いが、重要なものに集中できないのである。しかし逆に、誰もが
見落とすような微細な変化に気付いたりする。
(そのため日常生活にたまに支障が出ることがある代わりに、
ポーカーフェイスを見破れるのでポーカーの類はとても強い)
また、基本となる「身体の自我」もあいまいになっているため、
ときどき視点が第三者のものになってしまう。いわゆる解離症状である。
(おそらくドッペルゲンガー伝説の原型でもある)
なぜ第三者視点などという不思議なことが起こるのかというと、
(推測だが)視覚が集めた情報を元に空間イメージを構築する際に、
基点となるべき「私」の位置感覚があいまいであるため、
「常に同じ視点」という大前提が崩れてしまい、変な場所から見た
空間イメージが脳内に構成されてしまうのだろう。
我々が見ているのは脳内の像であってリアル・ワールドそのもの
ではない、という事実を再確認してくれる現象である。
…これらの例を見れば、自我アルゴリズムが果たす役割が
なんとなく見えてくるのではないだろうか。
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