まず、一旦デジタル(PC)とアナログ(生物)の違いを確認するために、PCでの
電気を使っての計算をまとめてみます。文系の僕の更に20年前の知識を情報学
な皆さんに語るのは釈迦に説法ですし恥ずかしいのですが、ご存じない方も読
んでいるかも知れないので一応説明させていただきます。
 PCの計算はよく"電気のONとOFFで構成している"といわれます。ONを「1」、
OFFを「0」にたとえて、モールス信号のように、という感じです。
たとえば8を二進数で表記すると"01000"、5を二進数表記すると"00101"です。
これを合わせると"01101"となり、この二進数を十進数で表すと13です。
また二つの電気信号を足してあえて桁上げを行わない(つまり0+0=0、1+0=1、
1+1=10ではなく0)にした和を求めると、2つの数字がイコールか否かが判別
出来る(同じなら和が00000になる)。また、違う数字だった時、和が1になって
しまう桁を左桁から探していくと、1のフラグが先にたっている方の数字がより
大きい数という事になります。こうやって比較・判別・演算などが行えるわけです。
この010010110・・を16コマ毎にまとめて表記したものが16進数で、・・6789AB
CDEF(F=10進数で15)と表記します。プログラムのダンプリストが0F 52 11 FC
AA・・となっているのは、1つのアドレスに、00〜FF(0〜255)まで、二進数
の8桁分(00000000〜11111111)が表現できるようになっていて、それを更に
人間にも分かりやすいように英語っぽく?アレンジした翻訳機(中間言語)が
各種のプログラム言語であると、まあそんな感じです。だからPCは01001100・・
で動いている、と言えるわけです。よく分からないという方は、なんかモールス
信号みたいなんだな・・で、ここ(現在のPC)まで出来ちゃうものなんだと思っ
ていただければ充分かと思います。
 そしてこれは生物の神経回路でも行われているという訳です。でも、PCと生物
はどこか違うような気がします、一体どこでしょうか?の検証はまた次回で。