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FoLIS生活、第7日目。

今日は第2章第1節の残り…なんだけどページを間違えて先の内容をやってしまった。
途中で気付いて修正。ということで今日は少なめの3ページ。

F.宗教的使命:修道院図書館

ローマ帝国の崩壊とともに西ヨーロッパは混乱の時代を迎え、図書館も衰退の道をたどった。
しかし、キリスト教修道院の図書館だけがその機能を果した。

修道院図書館の使命は3つ。

・内省のための場所を提供すること
・宗教的資料の保管
・宗教的ときには非宗教的資料の再生産

修道院図書館での読書や写本は宗教的動機によるものであったが
その意図に関わらず文献の保存に役立ったことは事実である。

G.教育的使命:教会図書館と大学図書館

中世の後期にもなると経済的、社会的変化により再び図書館の発展の芽が出始めた。

教会図書館は修道院図書館よりも世俗的であり、より教育的目的や研究のために使われていた。

そして教会の影響力の低下と都市の発展により中産階級が産まれ大学が産まれた。

大学に付属した図書館は小さかったが、宗教学以外の学問も支援した。
これらの図書館は中世の教会の支配からルネッサンスの誕生へと繋ぐ架け橋となった。

H.人文主義的使命

ルネッサンスの到来とともに教皇や君主、貴族によって支援された私立図書館が発展した。
この私立図書館は個人的なプライドの産物ではあり新しい概念でもなかったが
新たな時代へと資料を継承させることとなった。

I.国家の威信:国立図書館の使命

宗教の世俗化とナショナリズムの発展は国立図書館を出現させた。
国立図書館を特徴づけるものはその国の文化遺産を保存するという使命にある。

その使命は納本制度という新しい技術を産んだ。

以上。