>>372には幼いころ生き別れた妹がいる
両親が離婚し、妹は母親についていったのだ。
父親は二度と二人には会いたくないらしく、連絡も取っていない。
それから20年、不幸な人生を送っていた>>372は、
妹の写真を見ながらあの頃は幸せだったとつぶやく。
妹に会えれば、また幸せな自分に戻れる、と。

或る寒い日、茅ヶ崎の海岸で、彼は彼女に出会った。
間違いない、妹だ。どことなく写真の面影が残っている。彼女こそ生き別れの妹なのだ。
話しかけようと近づいた瞬間、彼女はある男と一緒にワンボックスに乗って行ってしまった。
>>372は少し考えた末に交番に行って話した。「当て逃げされたんですけど」