尾田:15歳のころから投稿を始めて、
17歳のときに賞をいただきました。

ただ、そこからが大変だったんですよ。
絵にはそれなりに自信があったんですけど、
まんがは絵だけじゃダメなんですね。

僕はストーリーを作るのが苦手だったので、
担当さんにネーム(まんがの下書き)を見せても、
良くない点をたくさん指摘されて先に進めないんです。

それが最初のプロの壁でした。
当時の僕は絵が上手ければまんが家になれる、
絵が上手い人がまんが家なんだと思っていたんですが違いましたね。

それで、その頃から、真剣に「お話」を考えるようになっていったんですよ。