夜の新宿は人で溢れかえっている。
ギラギラと輝くネオン。
お水関係と思われるきらびやかなお姉ちゃんや、華やかなホスト達。
綺麗な女を連れた自信満々な男達。
街は高級ブランド店や百貨店などバブリーなお店が建ち並び、車道には俺が一生働いても買えないであろう高級外車が走りまくっている。
まさに「金と欲が渦巻く街」を地でいっている風景が広がっている。
すごいパワーを感じる。

俺は新宿の街を歩いている。
財布には3000円しか入っていない。
給料まであと6日。全財産だ。
高級時計店で100万越えの時計を数本試着させてもらい、どちらを買おうか悩んでる演技をしてお店を後にした。
満員電車に乗りぼろアパートに帰り牛丼を食べ眠った。これが現実だ。
だが、俺はいつか成功者になって新宿でブイブイ言わせてやる!!

END