>2007年1月27日 北海道新聞朝刊より
「情報誌主催・K氏会見 N前助役の主張に反論 I市長らとの親密さ強調」

昨年末に辞職した函館市のN前助役が「ブラックジャーナリズム」と名指しした政財界情報誌を発行
するM総研のK社長が26日、函館市政クラブで記者会見した。N氏の主張に反論する一方、「30年来
も函館で取材している」などとしてI市長や市議会、経済界の各首脳らとの親密な関係を強調。
合わせて、福祉行政をめぐって複数の市議による口利きがあった事も示唆した。

N氏は昨年12月19日、辞表が受理された際の記者会見で、K氏が主催する情報誌「N●W●●●●」
とインターネットの「●館●子●聞」を「ブラックジャーナリズム」と指摘。K氏が顧問を努めていた株式
会社が、有料老人ホームの開設を申請するに当たって、「市に圧力をかけた」「市、市議会、経済界の
それぞれにブラックジャーナリズムが深く食い込んでいる」などと述べた。K氏は会見の冒頭、N前助
役の発言を受けて、1月25日の函館市議会で自身に関わる質問が出たことや、同日付の北海道新聞
が市の開示した公文書に記されていたK氏とN氏のやりとりを報じたことを挙げて「見過ごすことができ
なくなった」と説明した。

顧問を務めていた老人ホームの申請が許可されなかったことについて、「北海道もいいと言っているの
に福祉部が理由も示さずダメといった」「福祉部長は何回もうそをついた」などと、福祉部に対する不満
を強調した。申請を巡ってK氏が当時福祉部を所管していたN前助役に「市役所から叩き出してやる」
などと脅迫したとされる点について、「『辞めてしまえ』とは言ったが『叩き出す』とは言っていない」と釈
明した。会見では市議らによる口利きにも言及。本年度は複数の社会福祉関連施設が函館市に「特定
施設入居者生活介護サービス」として認可された。K氏はこのうち二施設について、市議や施設運営会
社の社長から直接聞いたとして「市議による口利きがあった」と指摘。「うちは認められなかったのに市
議が騒いだら認められた」などと述べた。またI市長とは、申請が市の内部で審査されている最中も複
数会っていたことを明らかにした。市長に「福祉部がひどい。メスを入れるぞ」と話した事を明らかにし
つつ、「Iさんは不正をする人でない。(自分が推す施設を)支持してくれとか頼んだ事はない」と述べた。