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0299名無しの愉しみ
2017/05/02(火) 23:34:54.68ID:???https://mainichi.jp/articles/20170502/dde/012/030/016000c
日本では小泉政権を境に被害者への風当たりが強くなった。
04年にイラクで3人が拘束された際、
小池百合子環境相(当時)が
「危ないと言われているところにあえていくのは、自分自身の責任の部分が多い」と言い切ったのをはじめ、
閣僚らが「自己責任」という言葉を流布させた。この造語を報道機関は批判せずに垂れ流す過ちを犯した。
「政治家が決して口にしてはいけないことを言い、
『自己責任』を国民に浸透させた。
だから、良識のありそうな人が『1人を救出するために国税を使うのは』と平気で言う時代になってしまった。」
政府の対応をこう例える。
「救急救命士ならば、死にひんしている相手が自殺志願者だろうがテロリストだろうが、命を助ける。
それが医療の倫理です。
被害者の属性に関わらず、政府は(自国民に対し)最大限の救出活動をするのが大前提のはずなんです」
「日本人は他罰的で失敗した者を許さない厳しいところがある。
他者をたたくことで、自分の正しさを確認するのです。
このため、安田さんや後藤健二さん(フリージャーナリスト・15年1月にシリアで死亡確認)をたたくだけでなく、
例えば川遊びで亡くなった家族を『無謀だ』『無責任だ』と非難してしまうのです。
このような気質が、安田さん軽視の風潮に影響しているのでしょう」
安田さんと前後しスペイン人やイタリア人、ドイツ人が戦線に誘拐されたが、政府の尽力で解放されている。
前出の水谷さんは「こうした国々には『神の下の平等』という考えが基本にある。
でも日本の為政者にはそれがない。
国を超えて共有される道徳がないのが嫌ですね」
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