要約：
・片桐清二　日航機を羽田沖で逆噴射させ東京湾に不時着した機長。湘南在住、妄想型統合失調症。事件より前に
壁を長時間みつめてたり、おかしな格好で電車に乗るなど異常行動があり、精神科に通院させられてた。
当時の診断基準では知能の低下が見られないと、精神分裂病から除外されていたので、神経症と診断されていた。
それと機長は、取締役と対等の権限を持っていたので、見て見ぬふりしなければならなかったのもある。
事件の直前、片桐は「イネイネ（しねしね）」というお婆さん？の命令幻聴があり、それに従ったらしい。
不時着後、一般人のように偽って救助ボートに乗り、他人事のようにニヤニヤしてる映像がお茶の間の度肝を抜く。
塩爺が生放送中に「これキチガイの顔ですわ」と言ったかどうかは定かでない。

高濱雅己
延岡の戦争孤児であった。寺社境内で浮浪児をしていたので、「温かい料理を食べたずに育った。だから猫舌だった」
と高濱が残飯漁りで飢えをしのいだのをよく知る人物が、のちに証言している。
高濱は海上自衛隊のパイロットになるまで、九州男児の意地で必死に勉強した。教官はエースパイロットの杉野計雄。
杉野の上官はなんと上野村村長だった黒沢丈夫。しかしそれだけなら、戦後の生き残りによる偶然で済まされるが……。

日航は123墜落事故よりも前に、機内誌「WINDS9月号・WINDS人国記14」の企画で黒沢にインタビューをしていた。
機内誌が事故当時機内に置かれていたかは不明だが、上野村村長として顔写真も載せて黒沢を取り上げている。
因縁とは恐ろしいものである。