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(4)生体計測値は近畿人=朝鮮、関東・東北人=アイヌ系である地域差は歴然

渡来人の移動の経路は、遺跡や文化的遺産
あるいは現代人に残されている形態学的
あるいは遺伝的特徴から推測できるのである。
生体計測値からも近畿地方に住む人々が朝鮮系であり、
関東地方あるいは東北地方に住む人々は古モンゴロイドと
関係するアイヌ系であるという地域差が歴然としている。

縄文時代の最盛期に日本で一番人口が集中していたのは関東地方。
四千五百年前の縄文中期の北海道と沖縄を除く日本列島の総人口は26万人。
その96パーセントが東日本に集中していた。人口密度は東日本が一平方キロ
当たり1.7人。なかでも関東は3人と、最密集地帯だった。
一方、当時の西日本は総人口が1万人以下で、人口密度も実に関東地方の
五十分の一の0.06人という超過疎地帯だった。


宮城県民のDNAの約60%がアイヌと共通

東京大学の遺伝研究チームは28日、宮城県民のDNAについて、興味深い研究結果を発表した。
これによると、現在宮城県出身の人間の実に60%がアイヌ民族と共通のDNAを持っているという。
これは、江戸時代よりもはるか以前、東北地方が蝦夷(えみし)と呼ばれる別の民族が栄えていた時代の名残だという。
アイヌと蝦夷が同一の民族であるかどうか、現在でも研究が続けられているが、有力な手がかりとなりそうだ。
平安時代以前、日本国内は様々な民族が暮らす「他民族国家であった」(九州地方の隼人など)。
統一的な「日本人」が完成したのは、平安時代以降の武家政権による武力平定後と考えられている。
東北地方の民族の「平均化」が本格的に進んだのは、高度経済成長期であるとの説もある。(中略)
残り40%のうち、22%が大和民族(いわゆる本土の人)、12%に朝鮮半島人と同一のDNAが認められたという。
残りの数パーセントについては詳しくわかっていないが、北欧系の遺伝情報も認められるという。