これ↓


亡くなる当日の3月2日。午後1時ごろ、優里被告は結愛ちゃんにパソコンでアニメを見せた。優里被告のひざに体が触れると「痛いよう」と弱々しく話した。



1人で座って、スポーツドリンクを飲み、アメを舐めた。

だんだんとまぶたが重そうになり、まばたきがゆっくりしていった。



もうろうとしてきた結愛ちゃんに、優里被告は「眠いの」と聞く。結愛ちゃんは「寝ない」と返す。



午後4時ごろ、結愛ちゃんはとうとう1人でトイレに行けなくなった。

優里被告は手を引いて、トイレに連れて行った。



午後5時ごろ、手を握る力が弱くなり、結愛ちゃんは手を開いたり閉じたりする「グーパー」ができなくなった。体が冷え始め、温めるために優里被告は結愛ちゃんの足にタオルを巻く。



午後5時半になり、衰弱していく結愛ちゃんを励まそうと、優里被告は嘘を吐いた。結愛ちゃんが懐いていた祖父母の話をする。



「ばあば、じいじが来てるよ」「ディズニーランドに行こう」と話しかける。結愛ちゃんが「うん」とかすかに笑う。



「小学校に行ったら、楽しいことしよう」と言うと、また「うん」と笑顔を返した。



10分ほどして、結愛ちゃんは苦しそうな様子になり「お腹が痛い、お腹が痛い」と繰り返した。

飲んでいたスポーツドリンクを吐き出し、そのまままぶたを閉じて、開かなくなった。



それから15分後、午後5時55分に、父親の雄大被告が119番通報をした。