弁解させてもらうと、我々は隊員をそんな状況になるとはわからなかったのだ。
囲まれていたのは罠としか言いようがない。蟲の頭脳云々とたまに因縁をつけてくる輩がいるようだが、奴らは蟲に似ているが虫に非ず。地球外生命体であり、その知能は未知数だ。決してその辺の虫と一緒にしないでほしい。
そもそも我々は偵察班を送ってから君たちを派遣しているので、責任があるとしたらまともな偵察もせずに適当な報告をしてくる彼らこそが君たちの敵であり。偵察班の罠であるといえるだろう。
本部の罠などという何の根拠もないことは言わないでほしい。これは偵察班が悪いのだ。すべての元凶は偵察班だ。
しかも彼らは、殉職したかのような無線を遺すがあれも芝居であって、実際には殉職などせずに隠居しているとEDF本部内で囁かれている。
真偽は確かではないが、本当なら由々しきことである。
そして、偵察班の中にはインターネットをよく使うものがいたらしい。その偵察班によってこのスレッドを始めさまざまなサイトなどで「本部の罠」という単語を残し、そうなのではないのかという疑心暗鬼にさせ、
実際に隊員が罠にはまったところを見て本部の罠に違いないと思わせる作戦なのだろう。
誠に遺憾なことにその作戦がほぼ成功してしまっているのが、残念である。
そもそもなぜ偵察班が報告してきたところで罠にはまるのか?それは彼らがインベーダーと手を組んているのに他ならないからなのではないか?
彼らがこちらの動向を探るスパイなのだとすれば、これまでのことについても説明できるだろう。
今後は「偵察班の罠」という紛れもない事実を広めていこうと思うのでここに報告した。

                                                            草々