信長が崖の上で騎乗しながら待つ…
その下で歩く今川軍の兵士達……

そんな彼らを奇襲すべく信長軍は崖を駆け降りる

疲れている為か気付くことのできない兵士達
そして異様な音と水溜りにできた波により
ようやく気付いたころには全てが遅かった
信長率いる騎馬軍団に蹴散らされてしまった

突然の奇襲に怯え、浮き足立つ雑兵を
次々と薙ぎ倒してゆく戦国の魔王…


その時、一本の閃光が戦場を走った

ぽとっぽとっ…
と跳ねた後に動くことを止めた物体


信長「……蹴鞠…?」


そして勝利に導こうと戦う兵の悲鳴が聞こえる


見ると、常人ではかなわぬ速度で
鞠を蹴りながら走る男………。


信長「やはりそうか…。」

マロ 「 マ ロ の 十 八 番 じ ゃ ! 」