ヴァンプ(声 : 置鮎龍太郎)
デッドセルの元隊員。ルーマニア出身のナイフ使い。「銃撃を避ける」、「水面を走る」、「垂直の壁を駆け上がる」などの超人的な身体能力を持ち、更には「頭を撃たれても死なない」という不死身性までをも持つ。
幼い頃に教会で爆弾テロに遭遇、家族を全て失い、自身は教会の十字架が胸に突き刺さったまま丸二日間、瓦礫の下に放置されるという凄まじい過去を持ち、先述の能力はその事件をきっかけに開花した模様。
デッドセルの初代リーダーであるジャクソン大佐と、その妻であり二代目リーダーのフォーチュンに対して並々ならぬ忠誠心を抱いており、彼がビッグ・シェル占拠に臨んだのも彼等への畏敬の念と、アメリカに対する純粋な復讐心から。
コードネームの「ヴァンプ」は先述の爆破テロ時、彼が救出されるまでの間、家族と自分の胸から流れ出た血を舐めて生きながらえ、それ以降、血を啜る癖を覚えたことと、
彼自身がバイセクシャルであることに由来する(「Vamp」は「Vampire」の省略形だけでなく、「誘惑する」、「妖婦」などの意を持つ)。
海兵隊司令官スコット・ドルフの愛人だったという噂がある。オイルフェンスにてエマに致命傷を負わせたが自身も雷電の狙撃で海へ転落。その後の消息は不明である(
エンディングデモ中、ローズマリーの背後に出現している事が『METAL GEAR SOLID 2 SONS OF LIBERTY THE MAKING』で明かされている)。