「ほら!ちゃんと答えて!おにいちゃんドーテー?」ドロシーは恥ずかしい質問をしてきた。
「あ、答えないの?じゃあ・・・」
「そ、そうだよ!悪かったな!」

 僕は真っ赤になって俯きながら答えた。まったく一体全体なんでこんなこと・・・
「ふふっ」ドロシーは小悪魔めいた笑いを浮かべると顔を上げた。
 そしてまたしても信じられないことを口にした。

「じゃぁ、けっこうタマってるでしよ?オチンチン・・・」
「バ!バカッ!」僕はさすがに声を荒げた。まったく今時の子供というやつは!

「ドロシー!いいかげんにしないと怒るよ!」
「あー真っ赤になってカワイイー!」
「ほ、ほんきだぞ!まったく子供が知りもしないで・・・」
「えー?これぐらい今時みんな知ってるよー」
 そ、そんな!僕は息を呑んだ。
「そ、そうなの?」思わず聞き返してしまう自分のマヌケさがうらめしい。
「そうだよ」妹は平然と答えた。

「オナニーだってセックスだってフェラチオだってみーんな知ってるよ?男の子はタマっちゃうと自分でシコシコしちゃうのだって・・・おにいちゃんは誰のことを思ってシコシコしてるのかな?シコシコしてるのかな?もしかして私?」
「うう・・やめろ!やめてくれ!」