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萌えるコピペのガイドライン 5萌

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0001水先案名無い人NGNG
ここは萌えたコピペ・レス(文章)を貼っていくスレです。
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0853水先案名無い人2006/03/19(日) 11:47:25ID:XjElYZPd0
 お互いに顔を見合わせ呆然としていた。
 俺もあいつも就職活動が忙しくていつの間にか疎遠になり、俺は仕事を覚えるのに手一杯で今までこれといった接触もなく至る。
 しかし、よりにもよってこんな所で再会するとは。
 彼女がどのような経緯で今の職についたかは想像の域を出ない。だが、それ相応の苦難の道のりであった事は判る。
 彼女がその分野の第一線で頑張っている事を応援してやるべきではある。
 しかし、いま置かれた互いの立場に運命の皮肉を感じずにはいられない。
 いつまでもこうして顔を見合わせていたって仕方がないので行為に移る。
 そして、俺の肉棒から迸った生暖かい液体を彼女が処理した。
 彼女の意思がどうあれ、今はこれが職務であり、嫌がる事もなく事務的に淡々と作業する。
 プロだな……と感心したが、やはりその液体が顔見知りである男の体内から出てきた物だと思うと意識してしまうのか赤面していた。
 まったく、因果なものである。
0854水先案名無い人2006/03/19(日) 11:47:36ID:XjElYZPd0
「……と、糖は無し、たんぱくも無し、その他も異常無しです」
「ど、どうも……」
 白衣に身を包んだ彼女の報告に礼を述べ、次の検査へと向かう。
 よりにもよって、会社指定の健康診断を行う病院に勤めていたとは……。

 背広を着なおし、病院の外に出てから携帯の電源を入れると1通のメールを着信していた。


件名:気まずいわね…
From:○○
――――――――――――
友達経由でアドレスは知ってたわ
今夜一緒に飲みましょう
0855水先案名無い人2006/03/19(日) 11:48:23ID:XjElYZPd0
 俺は緊張の面持ちでベッドに横たわっていた。
「緊張しないでください」
 強張った俺の顔を見た彼女はそう言って苦笑する。
 だが、いい年して情けないとは思うのだが安易な快楽に溺れる事をいざぎ良しとしなかった俺の生き方では、慣れるほどに経験をつむ事などなかった。
 それゆえに、いざ、そういう状況に立たされたときは情けないがうぶな子供のように身をこわばらせてしまい、失笑を買ってしまう。
 だから、このままではいけないと思い、自らの意思でここに足を運んだのだ。
 だがやはり、緊張してしまう。
 そんな俺の緊張をよそに彼女は慣れた手つきで準備を進める。
「こういうところは初めてですか?」
 唇に指を当て、小悪魔的な笑顔で聞く。

 俺の体の一部に液体が塗りつけられ、そこに細長い物体があてがわれる。
「力、抜いてくださいね」
 緊張を高める俺に彼女はなだめるように言った。
 そこは本来そういった異物を受け入れるようにはできていない。だから挿入と共に激痛が走る。
 だが、俺が苦悶の表情を浮かべるのを見た彼女は悪戯っぽい笑みを浮かべる。
 そして俺は、彼女の絶妙なる技術の前に抵抗することもかなわず体液を搾り取られるのだった。
0856水先案名無い人2006/03/19(日) 11:48:53ID:XjElYZPd0
「あのときの○○クン(俺)、可愛かったです」
 献血ルームに勤めている女友達のBちゃんは、あの時の悪戯っぽい笑みでクスクスと笑う。
「あたし担当の検査が終わった後で様子見てたら、○○君、採血のときにすっごく怯えてたんだもの。見ものだったわ」
 そういって笑う、よりを戻した俺の彼女。
「う、うるさいな。オレは病気知らずだったから注射なんて数えるほどしか経験ないんだよ」
「変なおクスリにも手を出したりしなかったんだから仕方ありませんよねぇ」
 その通りなんだけど、Bちゃんの言い方はなんか腹立つ。
 まったく、ふたり揃って医療関係者になるとはな……。
「で、彼女にみっともないところを見られたのが悔しくて、少しでも注射に慣れようと考えて献血に行ったわけか。涙ぐましい努力だな、お前らしいというか何というか……」
 そう言って笑う腐れ縁のC。
 俺は一生、こいつらに弄ばれる運命にあるんだろうか。
 でも不思議と嫌な気はしていない自分に呆れながら、俺はジョッキを傾けた。
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