日曜日の 「世界の果てまでイッテQ!」 がなかなか面白うござんした。
キャビアは、買ったほうが得か、自分で獲ったほうが得か、という疑問でした。
イランというような “近代化を拒否するのか、受け入れるのか、どうもハッキリしない”国の、カスピ海沿岸の小さな町でも、チョウザメ漁が、ひじょうに厳しく国家統制されていて、
国家認定の 「チョウザメ加工無菌工場」 があったりするのがツボに来ましたね。こういうレポートはドキュメンタリーでは見たことがない。

カスピ海のチョウザメの漁獲高は、ソ連邦が消滅した当時の 1/40 にまで落ち込んでいるそうです。ある意味で、ソ連邦という独裁体制がチョウザメを守っていたと言えそうです。
その後の密漁の横行で、チョウザメは、現在の 「絶滅危惧」 状態にいたっています。

きのうのイッテQは、イラン側からの漁でした。現在、ロシアとイランは国境を接していないのですけれど、カスピ海を挟んでは、となりどうしの国である、というのは、なかなか気づかないことです。

チョウザメというのは、今のところ、全世界で 30種が確認されています。そのなかで、キャビアと呼ばれるものは、主としてカスピ海に棲息する、次の3種のチョウザメの卵で、全世界の消費量のほぼ9割を占めます。
大学時代の恩師より年賀状が届きました。『サルサとチャンプルー』 という映画の編集に苦心して七転八倒されているという。
映画のタイトルというのはどう考えたものか。わかりやすければいいってもんじゃないし、まるっきり 「?」 のタイトルじゃ 「物好き」 しか引っかからない。
けっきょく手堅いのは、「常連の見込める単語を入れたタイトル」 だったりするのかもしれません。

「サルサ」 とか 「チャンプルー」 っていうのは、映画や本のタイトルによく使われますね。こういうコトバに反応する 「常連」 がいるってことです。
「サルサ」 は、プエルトリコ、キューバのダンス音楽が、ニューヨークの音楽のルツボで 「ごった煮」 になって生まれてきた音楽ですね。
さまざまな素材からできている 「ソース」 に引っかけ、スペイン語で 「ソース」 を意味する salsa という名で呼びます。

沖縄で、「サルサ」 に相当するコトバが 「チャンプルー」 です。最近では、ウチナーンチュ (沖縄人) みずから、沖縄文化を 「チャンプルー文化」、つまり、「ごった煮文化」 と称しているp