人工言語について語りましょう part1
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0159名無し象は鼻がウナギだ!
2005/10/28(金) 18:01:091)多くの人口言語は理論的に先験的な言語を目指す。
(自然言語のもつ様々な所与性が解消されなければ独立した人工言語
ではない)
2)しかし言語の実際の普及使用はむしろその所与性に依存する。
(だから多くの人口言語は既にある自然言語の所与に依存する)
3)従って人工言語のみならず、その外部に所与性(「人工文化」)を
与えなければ、独立でありまた普及可能な人工言語は成立しない。
これは説得的ですが、3)の「人工文化」にも上の論理が成立します。
1')人口文化は理論的に先験的な文化を目指す。
(そうでなければ「既存の文化の異なる表現」となる)
2')しかし文化の実際の普及使用はむしろ所与性に依存する。
3')人工文化と共にその文化の外部に所与性を与えなければならない。
これは悪循環です。
3'の所与性とは『アルカ』では「人工文化を共有可能な団体が既にある」
ことです。つまり上の論理からは、
アルカの他言語への優越性は使う人が既にいることによる、
ことのみが帰結します。(言語の実態は知ることができないので)
しかしその団体の規模が相対的に小さなものに留まる限り、そもそもの
問題である普及使用に関して他の人工言語と何ら変わらないと言えます。
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