ヤマト人物録

オシュトル エンナカムイ出身 男性
階級 ヤマト総大将 同 右近衛大将

青少年期父の生き様に憧れ帝都に上京する。
弛まぬ鍛錬により数々の武勲や幸運によりヤマト初代帝の覚え愛でたく
下級の出自ながら頭角を表し異例の出世により右近衛大将になる。
それ故に成り上がり者と蔑む貴族、高官が多い。 エンナカムイの皇子キウルとは義兄弟の間柄である。
その智略は聖賢のライコウその武力は剛腕のヴライと並び賞される。左近衛大将ミカヅチとは良き好敵手であった模様。
その人柄は文武両道清廉潔白 公明正大であり、分け隔て無く民草に接し
同時代のヤマト国民から大いに親しまれ数知れぬほどの老若男女を虜にした。

出先でトゥスクル皇女クオンその連れ青年ハクと運命の出会を果たす。
青年ハクの資質を見出し自らの密偵とし重用するなか公私を通じ青年ハクとは無二の友の間柄になる。
先の帝崩御の際、帝及び皇女アンジュ毒殺の嫌疑により捕らえられるがハク達密偵により救出される。
その後皇女アンジュを護衛しハクと共に祖国エンナカムイに向かう途上剛腕のヴライと対峙。
勝利したものの無二の友ハクを自らの甘さにより失う。ハクから愛用の鉄扇と鎖の巫女を形見として譲り受け、特に鉄扇は自らへの戒めだろうか…自らの得物として用いる様になる。
以後友を失った甘さを捨てエンナカムイの地で皇女アンジュの帝位奪還に尽力。

八柱将デコポンポの襲撃をエンナカムイで迎え撃ち、一方的な殲滅により打ち破ったエンナカムイの惨劇は彼の甘さが無くなった事を世に知らしめる事になる。  
その後八柱将オーゼンの治めるクジュウリ ソヤンケクルが治めるシャッホロを 
元八柱将ゲンホウの協力により八柱将トキフサを破りイズルハを
朝廷軍により壊滅したナコクの王子イタクに合力し首都ナアラを奪還しナコクを
それぞれエンナカムイ同盟軍に参列させる。
そしてオムチャッコ平原にて
オシュトル率いるエンナカムイ同盟軍とライコウ率いるヤマト朝廷軍の最終決戦に望み
総大将としてエンナカムイ同盟軍を勝利へ導く。
オムチャッコ平原に勝利したのも束の間
ライコウ率いるヤマト朝廷軍は帝都にて新兵器を導入しエンナカムイ同盟軍に徹底抗戦。
がライコウ率いる軍の失策により辛くもエンナカムイ同盟軍が帝都を占拠。

皇女アンジュがヤマト二代帝に即位し正式にオシュトルはヤマト総大将となる。
ヤマト内戦平定後ハクを通じて友誼を結んでいたトゥスクル皇女クオンにより
ヤマトとトゥスクルの恒久的友好関係を結ぶため単身トゥスクルに向かう。
トゥスクルでの交渉中
元八柱将ウォシスによるアクルカの惨劇が勃発。
 注 アクルカの惨劇(元八柱将ウォシスがアクルカを暴走させて世界を脅かす禍日神になり人類に敵対した事件)
トゥスクルに援軍を要請し急ぎ帝都に帰還するがそこは禍日神ウォシスより変異した人々で溢れていた。
総大将オシュトルはトゥスクルの援軍エンナカムイ同盟軍の協力により禍日神ウォシスにたどり着く。
禍日神ウォシスにアクルカの力を使い闘いを挑むが禍日神の力は恐ろしく徐々に追い詰められる。
しかし、オシュトルの心が禍日神に飲まれそうになった時オシュトルと共に戦った仲間の声が届いたのか。
はたまた、無二の友ハクの声が届いたのか総大将オシュトルの体がまばゆいばかりに輝き出す。
そう、星が姿を消す前の最後の煌めきのように…。
禍日神ウォシスに懇親の一撃を加え消滅させるがアクルカの力の反動か
アクルトゥルカの運命によりオシュトルの体が崩れ落ち始める。
仲間達に別れと感謝を告げ、笑って煌めく光と塩となって姿を消した。

彼は祖国エンナカムイからヤマトの民を見守り続けている。


ヤマト人物録 編集編纂オウギ
好きにやらせてもらいましたよ。