>>38
あぁ!なんて憎たらしい妹なんだろう!
この余裕が、どうしてもカチュアには許せなかった。
エストの全ての行動に対して怒ってしまう自分にも、嫌気が差した。
このままいたら、頬をぶってしまうかもしれない。
カチュアはエストから離れようとした。
が、すぐに右腕を捕まれた。
「逃げるの?おかえしだよっ。」
カチュアの右膝に、エストの右手が添えられる。
手は徐々に上へと移動していく。

「わぁカチュア、耳真っ赤だよー?」
「エスト…離して…触るのもやめて…。」
なんとか声を絞り出す。
しかし、そんな姉を嘲笑うエスト。
「や、だ、よ!舌まで入れてきちゃってさ。やーらしーんだ。このスケベ!」
罵詈雑言を浴び続けながら、カチュアは、…
1→抵抗をやめた。
2→キスを再開した。
3→そろそろ昼食の支度をしなければならないことを思い出した。
4→大声を出して助けを求めたが、逆効果になった。