前回は前スレ>>877です。代理ありがとうございました
簡単なあらすじ
仕事帰りにひょんな事から暴走族『魔羅怒』に絡まれてしまった長男シグルド。
敵の頭目・フリーダさんがあまりなあまりさで一撃で倒してしまい気まずい事に
色々と負い目もあるので、兄弟家長男シグルドはフリーダの指南役になる事となった


〜兄弟家・休日〜


シグルド「さて……今日は私も少し出かけてくるよ」
ミカヤ「あら、珍しいわね。久しぶりに釣りにでも出かけるの?」
シグルド「それもいいが、ちょっと遠乗りをしようと思ってな。最近、体もちょっと鈍っている事だしな」
エフラム「そういう事なら、俺も付き合おうか? 体力を持て余しているんだ」

シグルド「お前と行くと、ただの運動で済まない事になりそうだからな……」
シグルド「まあそれはともかく、勘を取り戻す為でもあるからな。今日は一人で行くつもりだったんだ」

エフラム「そうか……残念だな」
シグルド「すまんな。また今度の機会にしてくれ」
セリス「でも、兄様が馬に乗るのも本当に久しぶりだね」
マルス「確かにそうだね。エフラム兄さんじゃないけど、もうちょっと運動に精を出した方がいいんじゃない?」
マルス「もうそんなに言うほど若くもないんだから、気を抜くとあっという間にヘクトル兄さんみたいになっちゃうよ?」
ヘクトル「あ? 俺が何だって?」ズイッ
マルス「げっ……」
ヘクトル「そういや最近運動不足かもな? 当然お前が付き合ってくれるんだよな? ん?」


<サッカーシヨウゼ! オマエボールナ!
<ヤメテ!ヤメテェー! ギブアップギブアップギブギブギブ

シグルド「……まあ、とにかく出かけてくるよ。夕飯までには戻れるだろう」
エリンシア「そういう事なら、お弁当でも作りましょうか?」
シグルド「そこまで気を使ってもらわなくてもいいんだが……せっかくだから頼むよ」
エリンシア「じゃあすぐに詰めてしまいますから、待っていて下さいね」

ヘクトル「兄貴ぃー! おみやげはよろしくなっ!」
シグルド「気が向いたらな。……それと、ほどほどにしておくんだぞ」
マルス「ほどほどじゃなくて止めてよ?! しぬしぬしぬ、首が絞まって……ちょっ!」