>>202
ゴルドアの鎖国に関しては大体想像がつきます。
デギンハンザー自体がベオク(あるいはオルティナ)に関して
物凄い負い目を感じているからだと思う。

ラグズが奴隷にされたときにゴルドアが放置したのは、
「参加すれば、戦争にすらならない程あっさりと戦況がひっくり返るから。」
イナのような小娘でさえあの力なのです。
ましてや邪神とやりやったデギンハンザー自ら参加しようものなら、ね。
ラグズが勝利すれば、その時は 再 び 「ラグズ『が』ベオクを虐げる時代」が到来します。
そういった事態を、何よりも黒竜王デギンハンザーは怖れているのです。
力がありすぎる上に、オルティナや他のラグズに対してしがらみが
ありすぎて、身動きが取れないといったほうが正確なのでしょうが。
だからこそ、「ベオク・ラグズのどの陣営にも頼られない(利用されない)ために、
人里離れたところに竜鱗族ごと移動して、国交を閉ざした。」のでは?

あと、レテの支援会話からの想像ですが、当然彼女はラグズの立場からものを語ってますから、
一面においては真実ではあってもラグズにとってひたすら都合よく解釈されている
(ようは、ラグズにとっての暗部は改ざん・捏造されている)可能性は高いと考えるべきです。

初代以外のベグニオンの王はラグズばかりがなったみたいですから、
当然それを中心にした国づくりとなるでしょうし。
そうなると、人間「が」ラグズに奴隷扱いされて不満がたまり、
革命が起こってラグズを報復で奴隷化したとか、
そういったラグズ側の暗部があってもまるでおかしくないでしょう。。

ただし、こういった部分は、レテ達獣牙族の学んだ
歴史からは綺麗に抹消されているでしょうけどね。

デギンハンザーは、ベオク・ラグズその両方の醜さを見ているから、
ますます腰が重くなると。

ちなみに、ラグズがベオクを差別していた時代というのは、
12章辺りでナーシルが一言だけアイクに言及しています。