アイク 
「どうしたんだ? 
 みんな、待ってるぞ。 
「姿を見せなくていいのか? 

エリンシア 
「不安なんです。 
 私は、生まれてからずっと、隠された存在でした。 
「国を背負う者としての教育も受けていない…… 
 そんな私が、王位に就いていいのでしょうか? 
 …国民は、私を認めてくれるでしょうか…… 

アイク 
「何を馬鹿なことを… 

エリンシア 
「ですが…アイク様! 私は… 

アイク 
「なら聞くが、 
 俺達傭兵を雇う教育は受けていたのか? 

エリンシア 
「え…? それは… 

アイク 
「散り散りになっている臣下を集める教育は? 
 失われた国を取り戻す教育は? 

エリンシア 
「ですが…それとこれとは! 

アイク 
「違わないさ。 
「これまで立派にやってきたじゃないか。 
 これからも、やっていけるさ。 

エリンシア 
「…… 
 はい。 

アイク 
「さあ行こう。 
 みんなが待っている。 
「一人が嫌なら、俺も一緒に行こう。 

エリンシア 
「ありがとう、アイク様。 
 私、あなたに出会えて、本当によかった! 


こうやって見ると確かにアイクっぽいな。