NAMCO×CAPCOM版図鑑スレ
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0062名無しさん@お腹いっぱい。
2005/06/04(土) 15:04:11ID:xxG+kvpVCPシステム基盤第3弾として1989年にカプコンから発売されたアーケードゲーム。
後にX68000、マスターシステム、メガドライブ、PCエンジンCD−ROM、
プレイステーション(2とのカップリング)に移植された。
また海外のみの発売としてNES版、ジェネシス版が存在するが、
これらはほぼ別物と言っていい(囚われの姫を助けに行く飛竜……)
世界を牛耳る冥王vs孤高の暗殺者というそのダークでストイックな世界観を始め、
滑らかに動く飛竜や行く手を阻む巨大で個性的なボスキャラの美麗なグラフィック、
月下のロシア帝都から雪原の地雷原地帯、天地が逆転した反重力回廊、
果てはアマゾンの奥地や衛星軌道上の人口都市まで目まぐるしく移り変わる場面展開、
それらに合わせて途切れることなく変化する映画的なBGM演出など、
高度なプログラム技術と幾多の実験的ギミックが詰め込まれた意欲作。
面クリア後の無国籍デモシーンも妙に印象深い(ロシア語や中国語に対して日本語で会話する飛竜)
反面、カプコンには珍しくバグの多いゲームでもあり、
飛竜が突然瞬間移動してしまうバグは後にvsシリーズでワープ技として無駄に再現された。
特殊なキー操作を必要とせずに壁や天井に張り付き、あらゆる障害物を乗り越え
縦横無尽に画面内を飛び回って敵を瞬殺する「強い自機」のコンセプトは、
後の爽快感重視系アクションゲームに少なからぬ影響を及ぼしたはず。
また、飛竜のプランナーを務めた四井浩一氏はカプコンを離れ、
「ノスタルジア1907」「チャタンヤラクーシャンク」「鈴木爆発」など数々の異色作を手掛けるが、
彼がミッチェル社で製作した幻のアーケードゲーム「キャノンダンサー」こそは、
「裏ストライダー飛竜2」とでも呼べる、もう一つの後継作と言えるだろう。
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