シナリオで一番時間がかかるのは調べ物と取捨選択
たとえば貴族のキャラクターを使って、食事のシーンを書くとする
なにも調べずに書くと庶民のキャラと同じ食べ方になってしまうから
中世当時のテーブルマナーや周辺文化をよく調べないといけない
それもこういう食器の使い方でしたというだけじゃ普通レベルで終わっちゃう
どうしてそういう使い方になったかまで把握すると、
他のキャラはちゃんとマナーを守るけどこのキャラはこういう性格の貴族だから
あえて無視してこういう食べ方をする、という表現ができて
キャラの性格をプレイヤーにより深く伝えられるようになる
こんな感じで、シナリオは質を上げようと思うと際限が存在しないのが恐ろしい
加賀氏のシナリオは短くともこのレベルまで練り込んでる部分がちらほらある
もちろん趣味でやるならここまでやる必要はないけどね