そういえば、(所謂)ノーベル経済学賞を取った面白い理論がある。

以下の問題で、何れかの選択肢を選ぶ。
問題1
A.100万円獲得できる可能性がある。15%の確率で何も得られない。
B.必ず80万円獲得できる。
問題2
A.100万円没収される可能性がある。15%の確率で何も没収されない。
B.必ず80万円没収される

問題1ではBを、問題2ではAを選択する人が多いそうだ。
数学的確率論で言えば問題1はA、問題2はBが正解なのだが。
で、結論は
「人は得をするときは慎重に、損をするときは大胆になる傾向がある。」
と締めくくっている。
いくら数字の問題だけでも、人は合理的な判断をするのが難しいようだ。