触手である彼は触手レンタル会社に所属して生活を立てていた。
派遣に所属しない触手は野良触手として自称勇者や魔法少女に
殺される運命にある、触手の人権を守ってくれるものなど無い、
嫌でも他に選択肢はなかった。

派遣先は主に世界征服をもくろむ様々な悪の組織、仕事は幹部の
背後でうねうねするだけのものから魔法少女を陵辱したり正義の
味方と闘ったり様々、彼はその毎日に疑問を持ちながらも具体的
な行動には移せずに日々過ごしていた。