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2chでのゲーム製作を語るスレ32kb

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0001名前は開発中のものです。2007/08/10(金) 15:56:12ID:xEtvV/tb
2ちゃんねるの色々な場所で、色々なゲーム製作企画が進行している。
それらのスレを参考にしながら、2ちゃんねるでのゲー製ノウハウを集めるスレ。
主にギャルゲとかエロゲ中心、というわけでもない。
ウォッチ要素あり、嫌なら見るな、見るなら嫌がるな、察しろ。

前スレ
2chでのゲーム製作を語るスレ31kb
http://pc11.2ch.net/test/read.cgi/gamedev/1186021881/
0495名前は開発中のものです。2007/08/13(月) 02:34:55ID:9JeUPmhM
2007年1月4日

年が明けたのにも関わらずオレは、ニコニコ動画にはまっていた。
コンビニで一週間分の食料を買い、一歩も外にでないでニコニコする。そんな生活を繰り返していた。
そんな時、オレを絶望へと誘う文面が現れた。
「ニコニコ動画(仮) 実験サービス終了……」
オレは絶望した。
西村博之に絶望した。
こいつが日記でニコニコを紹介したから、爆発的にアクセス数が増えてしまったのだ。
「こっ……こいつが……」
オレは冷静さを失っていた。
そして、オレは一年ぶりにコンビニ以外の場所、カラオケ店に向かっていた。
なぜかはわからない。
ただこのモヤモヤした気持ちを全部吐き出したかったのだろう。
オレは叫んだ。
歌ったんではない。
叫んだのだ。
そして、気づいたときには日付は14日の午後10時を超えていた。
そう。オレは10日間もカラオケ店で叫びながら暮らしていたようだ。
しかし、10日間も叫んだのにも関わらず、まだ心のモヤモヤは晴れなかった。
力ない足取りで受付に行くとそこには、磯野波平が満面の笑みで立っていた。
いや、本当に磯野波平なのだ。
頭のてっぺんが禿げていると思えば、奇跡か偶然か、一本の毛がふらふらと立っているのだ。
0496名前は開発中のものです。2007/08/13(月) 02:35:29ID:9JeUPmhM
「あっ……あの〜…」
「おや、もういいのですか?そりゃ〜10日も歌って、いや、暮らしてたんだからね〜うんうん」
やはり満面の笑みで語りかけてくる。
「あっ……そうですか。それじゃ……」
何事もなかったかのようにと出口に向かう。
しかし、太いくて男らしい腕で肩をつかまれ、回れ右を高速でやったかのごとくオレは反転した。
「お客さん〜な・に・か・いろいろ忘れてるんじゃないですか〜」
あくまでその笑顔を絶やさない定員にオレは恐怖を覚えた。
今までリング、呪怨、チャイルドプレイ、死霊のはらわた、などの全てのシリーズを制覇したオレだったが今、直面している恐怖はそれを遥かに超える。
いや、そんなものとは比較にならない。
これが本当の恐怖なんだ。
そう感じたとき、突然目の前が真っ暗になった。
どうやら脳へと続く血管の血液が上手く回っていないんだろう。
顔から血の気がなくなっていくのがわかる。
本当の恐怖。
オレは絶望した。
ただニコニコ動画終了のストレスを発散させるために来たカラオケ店で本当の恐怖を味わうことになるとは……
自分の眼力のなさに絶望した。
だんだん考えることも難しくなっていく。
このままオレは死ぬのか……
そう、思った瞬間、今まで生きてきた記憶が走馬灯のようにオレの中を走り抜ける。
全ての記憶が走りぬけた瞬間、オレは絶命した。
「勝手に死んでもらっては困るな〜しかたない」
目の前で人が死んだのにも関わらず、笑顔のままの定員がオレに向かって何かを唱え始める。
「ぴぴ○ぴ○ぴ○ぴぴ○ぴ〜」
するとオレは生き返った。
0497名前は開発中のものです。2007/08/13(月) 02:36:32ID:9JeUPmhM
「えっ……?」
動揺を隠せない。
オレは今、一瞬だけ死んだはずだ。
心臓の音が止まったのにも関わらずオレは生き返っている。
「勝手に死なれちゃ〜困るんだよね〜」
「えっ……あの……すいません」
「いや〜別にいいんだけどね。それじゃ〜お会計しますね〜」
ひたすら笑顔でふるまう定員。
笑顔なんてどうでもいい。
今は一秒でも早くこの場を出たいと思うばかりだった。
「はい、お会計125800円になります〜」
「えっ?」
「125800円になります」
「じゅ……12万!?」
0498名前は開発中のものです。2007/08/13(月) 02:37:24ID:9JeUPmhM
カラオケ店で12万と言う言葉を聞いたのは初めてだった。
この店はぼったくりカラオケ店に違いない。
そしてオレは言った。
「そんな大金払えるか!! あれだろ!! 頭の毛と一緒に脳みそもなくなってるんだろ!!」
「……」
「……」
「ふっ……あっはははははは!!」
波平さらに笑い始めた。
まるで、弱者を地べたに這いつかせ、それを雲の上から見下しているかのように。
ひととおり笑い終えると、オレの首を掴み持ち上げた。
「がっ!!」
信じられなかった。
さっきまでは普通の人間の腕だったのに今、オレの首を掴んでいるのはまるで像の鼻だ。
アーノルド・シュワルツェネッガーがみたら血相を変えて逃げ出しそうな、スピルバーグ監督が見たら次回の映画の主役間違いない。
しかも、硬さも半端ではない。
像のように太く、鋼のように硬い。
これが本当の日本男児なのか。
いや、こいつはもはや人間ではない。
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