ほんじゃ、今書いてた文章。描写ばっか。


薄暗い体育館の中に、目を凝らす。

やがて慣れてきた目に浮かんできたのは、やはり昨日と同じ女子のバスケットボール。
溌剌と踊る健康的な白い太腿の群れだった。

「……お、おい、あれは」

ごく、と唾を飲み込む音が、周囲の男子達の間から聞こえる。
異様な沈黙と熱気が男子集団を支配する。

のぞきな気分を露わにするつもりなどなく、
つとめて無言、冷静な顔で集まってきた男子達だったが、
いま目の前の光景に思わず目を奪われ、すっかり下心を露わにしてしまっていた。

「胸が……」

揺れている。

思わず、隣の男子が発した言葉を心の中で継いでしまう。

すぐ目の前に、
ドリブルをしながらゴールへと切りこんでいく○○の姿があった。

モデルとみまごうばかりの抜群のプロポーション。
かもしかの脚という形容詞がぴったりの、すらりと長く伸びる脚を蹴り上げながら、
○○は大きな円を描きながらゴール下へと回りこんでいく。