今オレが書いてるシナリオの一部晒し


2006年12月12日
クリスマスが近いのもあってか町では老若男女問わず浮き足立っていた。
しかし、オレは一人、家で自宅警備の仕事をしている。
二年前まではコンビニでアルバイトをしていたが、父と母が一緒にこの世を去った時からこの仕事に転職をした。
仕事をしなくても、生命保険と示談金で一生働かなくても生きていける額はもらったからだ。
その金で童貞を卒業し、毎日のようにソープに通いだした。
しかし、気持ちいいのも最初のだけで、半年も経つとSEXに飽きてしまっていた。
いや、正確に言えば気持ちよかった。でも愛のないSEXに嫌気が指したのだろう。
ソープで何か大事なものをなくした喪失感から、ここ一年は家とコンビニの生き返りだけだった。
ま〜特に今の生活にも不満はない。
ただ……心が悲しいだけだ。