>>399読み始めた最初からいきなり「これは凄い熟読する価値がある」と思わせられるんなら別にどうでもいいさ。
でも普通なら、最初は掴みで始まる。とりあえず掴む(興味を持たせる)だけで「全部を最後まで熟読する価値がある」と思わせられるわけじゃない。
それで一旦読ませておいて(少々中だるみがあっても)後でまた面白くなるのかもと思わせつつ読み進めさせるわけだ。
その中だるみのところで文章作法や誤字脱字、用語の間違いや難解な世界観等の「引っかかるところ」があると、少しずつ読むのに疲れてくる。
それが何度も続くと「こんなに『引っかかるところ』があるなんて、この作者は実は本も読んだことが無いような無教養で非常識な、熟読する価値のある作品なんて書けないような人なのではないか?
本当に面白い作品を書ける力があるのか?熟読する価値があるのか?」という疑いを少しずつ持ち始めることになるわけだ。
で、ようやく面白くなるところに来た頃になった時に読む方がすっかりしらけてしまっていては、せっかくの面白い作品も面白く感じてもらえなくなってしまうわけ。
そのままダラダラと読まれたんでは、歴史的傑作でも何でも無い並や大抵の作品を面白く感じるなんて_だ。

バラ読みしてリーダーがどうなってるか気にするから問題なんじゃない。小さな取るに足らないとしか思えない瑕疵でも、沢山あれば気に障るってことさ。
そうして完読した(或いは途中で読むのをやめた)誰かが言ったことを鵜呑みにして、読んでもいないクセに偉そうに批評を垂れる無能な馬鹿共が悪評を広めるから、
あらかじめ予防して、そういう小さなところにまで気を付けておいた方がいいよってこと。