「あの、私にも箸を取って頂けます?」

私ってば、なんて大胆なんだろう。
そう思いながらもイケメンが箸を取るのを待ち、そっと目を閉じた。

「はい、どうぞ。」

目を開けたときに飛び込んで来たのはにこやかなイケメンフェイス
それにコロっと騙された私はそのまま恋に落ちた。
一緒に映画を見て泣いた。
一緒に遊園地へ行き、二人っきりの観覧者の中で告白された。
二人はいつも一緒で、私はとても幸せだった。

ある日、ハネムーンで行った仙台の旅館、
温泉に入り、癒される私。
一方、イケメンに突き付けられた刃が一瞬にして血に染まる。
「いやあああああっ!」
現実を受け入れられない私の前に残された赤いバラ。
それはなんと、幻の古代遺跡の扉を開ける鍵だった。
死んだイケメンを甦らせるため、100年に一度開いては、どんな願いも叶えるという
古代遺跡の秘宝、伝説の暖簾(のれん)を求めて、
私の冒険が今、はじまった!

   GAME OVER(湯煙温泉殺人事件+伝説の古代遺跡 END)

>>817
適当(いいかげんな意味で)です。