微妙にスレ、どころか板違いかもしれないが、俺は幼稚園から小学校にかけてはいろんなものを見ていた。

例を一つ挙げるとだな。
住んでいた団地の近くに、竹林があったんだが、その竹林には目があった。
竹林(という領域)の輪郭に張り付いている、一つの大きな目だ。目玉じゃなくて、半月型をした人間の目で、睫毛も瞼もあったし、目叩き(まばたき)もする。
竹林のそばで遊んでいると、時々、その竹林がこっちを見ていたんだよ。目は、何もせずに、「ああ、今日も見てるなぁ」って程度に俺達を見てた。
その頃一緒に遊んでいた友達も、目があるよね。って言ってたけど、中学校に入る頃には、俺以外の奴らは目の事を覚えてなかった。
今もその竹林はあり、小さな子が何もいないその竹林に向かって手を振ってたりすると、不思議と平和な気分になる。
九十九神の一種なのかなぁと、思ってみたり。

つーか、妄想ないと分岐も無くさくさく進んじゃうぞ。