ゲーム製作者の進化の過程を書き込むスレ
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
0056名前は開発中のものです。
2007/02/28(水) 01:57:34ID:zy76lrxI中学3年生、家庭用ゲーム機のCMがテレビで流れ始める。ファミコンを江戸
時代とすれば縄文時代みたいなゲーム機。でもめちゃめちゃ欲しい。高校入学
のお祝いにこれを買ってもらうことに決定。
まっちゃんとの出会い。まっちゃんは「自分で作ればゲームなんていくらでも
できるよ」と言ってパソコンなるものを勧める。まだパソコンという言葉が世間
に広まっていない時代。高校入学のお祝いはゲーム機からPCに変更。泥沼
に引きずり込まれるとも知らずに。
まだPC買ってもらってもいないのに買った本が確かMZ-80用の「楽しく学ぶ
BASIC」。ゲームの作り方が分かるにつれてドキがムネムネする。
無事受験合格。選んだPCは安いという理由だけでVIC-1001だった。5万くらい。
I/O、PIO、ベーマガ等の雑誌を買い始める。VICがマイナーなPCで、VICの
ゲームなんてほとんど載ってないという現実に直面させられる。その数少ない
ゲームを一生懸命打ち込んだ。今だったら1分で飽きるようなゲームを有難く
遊んだ。当時は雑誌に載ってるプログラムを打ち込んで遊ぶのが主流。今の
お子達と違い、自然に他人のソースを読んだわけだ。
まっちゃんの教えに従って自分でもゲームを作る。ゲーセンと同レベルの
ゲームを作ろうと思ったら何年もかかるなんて知らなかった。詐欺だ。
キャラは文字単位でしか動かない。文字単位で動かしてもBASICだと相当遅い。
速く動かそうと思ったらマシン語(アセンブリ言語)を使うしかない。6502のア
センブリ言語の分厚い本を買って読む。
VICは大学1年まで使ってた。念願のマシン語ゲームができる前にVICの寿命
が来た。
次に買ったのがMSX2。29800円のMSXが出たと大学の図書館の新聞で知り
購入。いっしょに買ったのが悪魔城ドラキュラ。VICとのあまりの違いにカルチャ
ーショックを受ける。まさかPCからドラム音が出るなんて。MSXでもやはりま
ともなゲームを作ろうと思えばマシン語を使うしかない。そこで買ったのがMSX
ユーザー必携のMSX2テクニカルハンドブックという分厚い本。今なら読む気
もしない小難しい知識のシャワー。あの頃の俺はストイックだった。
社会人となりPCは買わずゲーム機ばかり買った。今はHSP。
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています