夜、主人公機操縦席にてタオルにくるまっている主人公
主人公「寒い寒い寒い寒い・・・!しかし気密性が
ここまでないとは思わなかったなぁ。
すきま風が辛いのなんの・・・って、いくらなんでも風吹きすぎなんじゃないか!?」
ハッチ部分に目を凝らす主人公
主人公(“バールのようなもの”!?大変だ、誰かが外からハッチをこじ開けようとしてるんだ!)
パニクる主人公、正気に戻る間もなくハッチがこじ開けられる
ジラルダ「やっと開いたか・・・。チッ、外装通り中身も金になりそうなもんがねぇな。
ん?なんだこのボロ切れ、遭難者の死体か。少しは金目のものでも身に付けててく」
タオルの中から勢いよく顔を出す主人公
主人公「こ、こんばんは!」
ジラルダ「ッ・・・!」
主人公「あ、あの俺は怪しい者じゃ」
ジラルダ「〜!」殴られる主人公
主人公「痛っ!な、何すんだいきなり!」
呆然としているジラルダ、正気をとり戻す
ジラルダ「・・・あ。な、なんだい、生きてるのか。アハハ・・・アタシはてっきり・・・」
主人公(何なんだこの人)
ジラルダ「コホン。で、お前は?このクズ鉄に住んでる人?」
主人公「・・・これはクズ鉄じゃなくてロボで、俺はその操縦者」
ジラルダ「操縦者だぁ?この上半身だけのクズ鉄の?」
主人公「だからクズ鉄じゃ・・・(ん?“上半身だけ”?)」
主人公「!!」ジラルダの脇を通り抜け、ハッチから顔を出し下を眺める主人公
ジラルダ「わっ!な、なんだいきなり?」
主人公「・・・腰まで砂に埋まってる!さっきは両膝までだったのに!」
(つづくかもわからん)