「第一話 掘削戦機D-TIN2」
帝国ギルド内斡旋所にて
受付のオヤジ「最近帝国領内の採掘場で鉱石を狙った盗賊どもが出回ってるって話だ、
ここにも組合から警護の依頼がいくつか舞い込んでる。良かったら承けてみねえか?」
依頼を承け、現場に到着すると同時に盗賊が襲いかかってくる
現場責任者「クソッ!都への輸送直前を狙ってきやがったな。
警備員はなにをしとる!さっさと打ち払わんか!」
作業員「警備機全滅です!」現場責任者「何だと・・!」
盗賊頭目「クク、結構貯め込んでやがったな。久々に上物の酒にありつけそうだぜ」
主人公(大変だ・・・急いで出撃なきゃ!)
野太い声「待てい悪党ども!」主人公、現場責任者、盗賊頭目「!?」
野太い声「我らの血と汗の結晶、対価も払わず奪うとは言語道断!
この俺が性根を叩き直してやる!・・・D-TIN2、推参!」
作業員「あ、あの声は我天(ガテン)の兄貴!」
盗賊頭目「なんでえ驚かしやがって、ただの作業専用ロボじゃねえか!」
我天「言ったはずだ、D-TIN「2」だと。こいつは戦闘用機だ。それもとびっきりの、な」
盗賊頭目「ケッ、ハッタリが利くと思うんじゃねえぞ。野郎ども、一気にたたむぞ!」
我天「ふん、馬鹿めが・・・。沈々怒榴流、迎撃用意完了!ぶち抜く!」
あっという間に盗賊団壊滅。D-TINから降りた我天を中心に歓喜の声が挙がる。
それを呆然と眺めていた主人公、作業員に肩を叩かれる「なんだあんた?え、警護依頼を?そいつぁタイミング悪かったな、もういらねえや」
斡旋所に帰り報告
受付のオヤジ「へ〜、現場の連中もなかなか頑張ってんだなぁ・・・。
あん?報酬だあ?あるわけねえだろ。さっさと家帰って屁ぇこいて寝てろ」