こういう、理解する努力というものをできない者たちが
美麗ムービー&感動ストーリー垂れ流し系のRPGの隆盛を作り出したのだろう

彼らの根底にあるのは「お前が言葉を尽くして俺に理解させるのが当然」という考えである。
コミュニケーションが送り手と受け手の有機的な共同作業であるという認識はそこにない。
さらにうまく行かなかった共同作業を穏便に放棄して、事態を軟着陸に持ち込む理性も持ち合わせていない。

もっともビデオゲームの作者とプレイヤーという関係においてはその主張は
あながち間違いといえないのだが、対等なコミュニケーションの場においても
それを持ち込んでしまうのが彼らの愚である。