ここに来てクロエチェは騎士団の敗北を予感し、対策を練る。
魔王とトウヴィクとの子供、第五王子ウエリッヒと彼が率いる金剛英詩隊並びにトウヴィクの遠い血族に当たる超魔部族のヒレクビビ族に
トウヴィクの失態とその責任追及を迫り二つの部隊を戦いに参加させることに成功。
さらに自らはこれからの戦いを見越し、禁忌とされはるか昔に失われた無機反動砲の開発に着手。


数十年後、世界は度重なる戦争で民も土地も限界に来ていた。
人間側は残った兵力で総攻撃をかけることを決意。その時ヒエムはすでに没しており、
人間達を率いていたのはヒエムとヘリオのこどものクフロゥ、その右腕にはライドと女重剣士ジュロエの子供サイモ、コウナの二人。
そのそれぞれ三人が率いるヒゥリオ隊、ジムビオ隊、ハクフ隊、さらに太鼓に失われたホウエテイス大国の末裔、ワグドム率いるポヴォウ隊
は、魔界の本拠地オォゴにあるジオリョウ城に総攻撃を掛けた。

だがすでに無機反動砲を進化させた光伍鳴砲を完成させていたクロエチェはこれを迎撃。情勢は魔界側の圧倒的有利に進んでいた。
だがサイモが西の流星隊を率いていた第一王子トゴトを倒したことにより突破口を開く。
さらに息を潜めていた光魔団も合流し、一気に攻め入った。
それに対しクロエチェはジオリョウ城の内臓兵器冥々死鬼弾を至近距離から放ち応戦、ワグドム、クフロゥを倒し、ボリョウ隊、ヒゥリオ隊にも大打撃を与えるも
ヘレフオのアンチ魔道術によりそれを無効化され、さらにジュエロと密約をむすんでいたウエリッヒが大魔術ユエヴァルを発動させ、騎士団に大打撃を与える。
こうしてオォゴにて消耗戦に突入するも、人間側は頭を倒されており、統制がとれずサイモは討たれ、残った将も限界に来ていた。
対する騎士団も兵の大半を失っており、クロエチェも状況を把握できずにいた。

結局、ラズオがクロエチェを討ち取り、残った騎士団を降参させる形で人間側の勝利に終わった。


以後数百年、平和が続く・・・・・・